2013年04月01日-04月05日
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新築住宅の光ファイバー化 4月1日より実施

2013年04月01日

 中国工業・情報化部(工業・情報化省)、中国住房・城郷建設部(住房・城郷建設省)はこのほど共同で、「光ファイバーの一般家庭普及の国家基準を貫徹するため、4月1日より新築住宅の光ファイバー導入を全面的に実施する。4月1日より、公共電気通信ネットワークが光ファイバー通信を導入している県級以上の市街地で、新築住宅区と住宅建築の通信設備は光ファイバーの導入を行う。同時に条件の整った郷鎮・農村地区の新築住宅と住宅建築の光ファイバー普及を奨励・支持する。光ファイバー通信設備の検査を要請通りに行わなかった、もしくは検査で不合格になった場合、公共電気通信ネットワークへの接続を禁ずる。また既存住宅建築の光ファイバー普及を加速する」とする通知を出した。人民日報が伝えた。

 中国のブロードバンド接続は、非対称デジタル加入者回線(ADSL)を始めとする銅線ブロードバンド技術を主流としており、グレードアップ改造に固有の技術的なボトルネックが存在する。中国工業情報化部は2012年に「ブロードバンド中国」戦略を実施し、光ファイバーの一般家庭普及を加速した。光ファイバーを導入した家庭は、2012年に4900万世帯増加し、計9400万世帯に達した。中国工業情報化部の苗◆部長はこのほど、「中国工業情報化部は今年、ブロードバンド中国2013年特別アクションを実施し、光ファイバーを導入した家庭を3500万世帯以上増加させる」と表明した。

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