2013年05月01日-05月03日
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今後消滅する5大技術 3Dメガネが「骨董品」に?

2013年05月02日

 インドのモバイルメディア「Silicon India」は4月26日、将来的に消滅する可能性のある5大技術を整理した。科学技術は現在、驚異的なスピードで変化している。10年前であれば、連絡先の名前を表示できる小さな画面を持つ携帯電話だけで十分だったが、今やスマートフォンが登場し、フィーチャーフォンが時代遅れとなった。かつてはデスクトップPCが先進的であったが、今やタブレットPCが登場した。デスクトップPCはかさばって邪魔になり、まさに淘汰されようとしている。科学技術の変化に伴い、現在使用されている一部の科学技術は、自分の子どもや孫の時代には徐々に消滅していくかもしれない。環球網が伝えた。

 1.3Dメガネ

 1950年代に3D映画が登場してから、観客は3Dメガネを着用し立体感を得られるようになった。しかし市場を見ると、現在すでに多くの裸眼3Dプランが提案されている。

 東芝は2011年にノートパソコン「Qosmio F755」を発表した。同製品はウェブカメラを利用し利用者の目の動きを捉え、3D画像を生成する。当然ながら、この機能は1人でしか使用できない。HTCとLGは昨年、裸眼3Dスクリーンの携帯機器を発表した。まだ映画館クラスの水準には達していないが、ユーザーは裸眼3Dを十分に楽しむことができる。


 2.マウスとリモコン

 近い将来、スクリーンにタッチ機能を搭載するためのコストが大幅に削減されるだろう。大型テレビからノートパソコンに至るまで、各種機器のスクリーンが簡単にタッチパネルに変わるだろう。マウスやリモコンが一夜にして消えることはないが、今後数年間で徐々に庶民生活から姿を消すか、副次的な入力方法になる可能性がある。


 3.映画館

 1台目のテレビが発売されてから、人々は映画館が消滅すると予想し続けてきた。しかし今や、この予想は的中することになりそうだ。まず、大型ハイビジョンテレビが主流化し、3Dテレビの価格が安くなってきた。ホームシアターでも、映画館と同じ効果が得られるようになった。次に、映画会社と有線テレビ事業者は共同で映画を発表している。これらの作品は映画館の上映と同時に、有線テレビでも放映される。このようなすう勢は今後も続く可能性が高い。それから、今や日常生活の多くがネットにより解決できるようになったが、映画館に行くためには渋滞や高額なチケットといった問題を考えなければならない。これらの要因により、今後の科学技術の発展に伴い、映画館が消滅することは間違いなさそうだ。

 4.HDD

 パソコンはかつてカートリッジによりデータを保存していたが、その後5.25インチのフロッピーが登場し、さらにHDDが登場した。パソコンはその後、Zipドライブとテープバックアップ装置を持つようになった。これらのディスクには大きな違いがあるが、同じ磁気ディスク記憶技術を使用している。オープンリールテープが登場してから、この技術は常にもてはやされてきた。

 しかし今やSSDが最終的に、この旧式の技術に終止符を打とうとしている。可動箇所がないため、SSDの速度はHDDより早く、耐久性にも優れている。SSDのコストは現在HDDを大きく上回っているが、今後数年間でこの差が大幅に縮められ、SSDが大々的に普及することになるだろう。

 5.ウィンドウズOS

 ウィンドウズは過去20年間、主流のOSであり続けた。しかし今の子供たちが成長したころには、ウィンドウズOSが消滅しているかもしれない。仮にまだ存在していたとしても、すべてのアプリが移動可能な窓枠を持ち、上部に欄とボタンを持つという、現在のような構図ではなくなっているだろう。マイクロソフトはMetroという名のユーザーインターフェイスの普及を進めており、Windows 8でもこれをデフォルトとして、「ウインドウ」の概念を終結に向かわせている。

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