2013年06月24日-06月28日
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蛟竜号が厦門を出港 海山区の作業に向かう

2013年06月25日

 有人潜水艇「蛟竜号」初の試験的応用航行の現場指揮部が明らかにしたところによると、同潜水艇は25日5時に厦門(アモイ)を出港し、南中国海の海山区での作業に向かった。同潜水艇は26日午後に、予定されている作業海域に到着する。新華社が伝えた。

 同潜水艇は南中国海の海山区に到着した後、海の状況に応じて具体的な潜水時間を決定する。同潜水艇は引き続き科学者を乗せて潜水し、海底の実地観察、サンプリング収集、海底地形の調査などを実施する。

 南中国海の冷泉作業区は6月17-20日に好天に恵まれた。同潜水艇は4日間連続で4回の潜水を行い、同済大学の周懐陽教授、香港浸会大学の邱建文准教授、同済大学の楊群慧准教授の3人の科学者を乗せ、初の試験的応用航行の第1段階の約半分の任務を完了した。

 この4回の潜水で、同潜水艇は冷泉区の大量の生物・鉱物サンプルを収集し、さらに小規模な測量・製図を行った。

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