2013年07月08日-07月12日
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大亜湾原発を取材 万全の態勢で安全を保障

2013年07月08日

 「原子力緊急時対応安全防御線の共同構築、原発事業の科学的な発展の共同推進」をテーマとする、中国初の「原子力緊急時対応PRウィーク」キャンペーンが、7月3日に幕を開けた。中国の原子力安全・原子力緊急時対応などの状況をより良く理解するため、各メディアはこのほど大亜湾原発基地を訪れ、原発の安全稼働について取材を行った。人民網が伝えた。

 大亜湾原発基地は深セン市東部に位置し、大亜湾原発、嶺澳原発(1・2期)の計6基の原子炉があり、総設備容量は約610万キロワットに達する。1994年の大亜湾原発の稼働開始以来、大亜湾原子力電運営管理有限責任公司は19年に渡り、「安全第一、品質第一、卓越を追求」の方針を貫き、大亜湾原発拠点の6基の原子炉の安全・安定稼働を維持してきた。

 同管理会社の趙福明・安全副チーフエンジニアは、「大亜湾原発基地は設備メンテナンス、技術分析、原発安全、通信・医療、後方支援、治安・警備などの各専門分野の職員からなる100人以上のチームを結成し、24時間体制で勤務・待機している。突発的な状況が発生した場合、メインコントロールルームが緊急時対応マニュアルを発動する。当直中の職員は直ちに集合・行動し、緊急時対応手続きとマニュアルに基づきそれぞれの職責を尽くし、直ちに安全防御の壁を築く」と説明した。

 EDF(フランス電力公社)が今年4月4日にパリで開催した、2012年度の世界原子炉安全チャレンジカップで、同管理会社は再び「原発安全・自動停止」、「設備利用率」の項目で首位となった。この原発安全稼働の業績を最も良く反映するこれら2項目で、同管理会社は4年連続で首位に輝いており、延べ29項目で首位を獲得している。

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