▽シアトルのホテル1000(Hotel 1000)
シアトルのダウンタウンに位置するこのホテル、そのシックな内装からは想像できないが、実はマルチメディア技術を駆使したハイテクホテルなのだ。環球網が伝えた。
客室のドアベルには体温を感知できる赤外線スキャナ(これがあれば、客室清掃スタッフが在室か留守かを判断でき、邪魔される心配がない)がついているほか、室温調整システム、デジタル「Do not disturb(起こさないでください)」ボタン、40インチLCD高精細テレビ(デジタルアートギャラリーもかねており、好きな作品を鑑賞できる)といった設備が備えられている。このほか、ビデオオンデマンド、サラウンド音響システム、衛星ラジオ、高速Wi-Fiなどのサービスが利用できる。
▽ラスベガスのアーリアリゾート&カジノ(Aria Resort & Casino)
客室総数が4千室以上に上るこの大規模なホテルでは、どのように過ごすかを自由自在に決めることができる。
例えば、客室内のコントロールパネルを使えば、室内のディテールをカスタマイズできる。「good night(おやすみ)」ボタンを押せば室内のライトが暗くなり、カーテンが閉まり、ドアの外に「Do Not Disturb」の表示が出る。また、目覚める時のライト、室温、音楽までも事前に設定することができる。
ホテル内(客室内を含む)では無線インターネットアクセスが可能で、そのネット速度は米国のホテルの平均速度の8倍だという。
42インチのスマートパネル付き液晶テレビには、パソコンやゲーム機、デジカメやMP3を接続することができる。
このほか、客室の鍵は従来型のカードキーではなくRGID(無線周波数識別)カードを採用しており、部屋に近づくだけで自動的に開錠される。
▽サンフランシスコのホテル ゼッタ(Hotel Zetta)
サンフランシスコに位置するこのホテルは、各部屋に様々なハイテク設備が備えられている。46インチの薄型テレビには、自分のモバイルデバイスに入っている音楽や映画、メールなどをワイヤレスで転送することができる。このテレビには、アプリライブラリ、サイト閲覧機能もついており、ハイビジョンチャンネルも視聴できる。
ホテル内には1500平方フィートのプレイルームがあり、最新のゲーム機の他、任天堂などの往年のゲーム機がそろっている。アンティークな赤い電話ボックス内では、ビデオチャットや写真撮影ができるほか、飲み物や食べ物を注文することも可能だ。
▽ロサンゼルスのホテル ベル エア(Hotel Bel-Air)
2年間と数百万ドルを費やした大掛かりな改修を経て、ハリウッドのランドマークであるこのホテルは最新のハイテク設備を配備し、様々な顧客のニーズを満たせるようになった。
トイレの便器は近づくだけで自動的にふたが開くほか、ウォシュレットもついている。浴室内には床暖房、LEDテレビも備わった。
滞在客は、iPadを使ってマッサージやディナーを予約することができる(もっともこれは最近の高級ホテルでは標準装備と言える)。室内にはバング&オルフセン製の高精細薄型テレビ、ムードセッティング機能付きのスマート照明、タッチパネル付きの電話があり、照明、室温やカーテンの高さなどを制御できる。
▽ニューヨークのヨーテルニューヨーク(Yotel New York)
このホテルは、世界で初めてロボットによる預かり荷物整理システムを取り入れた。15フィートのロボットアームがロビーのガラス窓の後ろに設置されており、顧客の荷物を器用に引き出しの中に保管してくれるのだ。