世界保健機関（WHO）は24日の国際ハンセン病サミットで、「過去20年間に渡り、世界のハンセン病根絶の取り組みが大きな進展を実現した。しかし現段階で奢りがあれば、ハンセン病なき世界の実現に向けた最後の取り組みにとって脅威となるだろう」と表明した。同サミットは同日、「バンコク宣言」を発表し、WHOと協力機関のハンセン病根絶に向けた取り組み内容を明確にした。人民日報が伝えた。
WHOは1995年より、世界のすべての患者に複合化学療法を提供し、1600万人を治療した。ハンセン病流行国は、1985年の122カ国から現在の20カ国未満に減少した。昨年は世界で23万件のハンセン病の新たな感染が報告され、そのうち94％は東南アジアとアフリカなどの15カ国に集中している。