2013年08月26日-08月30日
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百度世界大会 世界6大イノベーションを発表

2013年08月26日

 2013年百度世界大会が8月22日、北京の中国大飯店で開催された。中国検索最大手・百度は、この中国ネット業界で最大規模の技術イノベーションの盛典において、6大イノベーション技術・製品を一挙に発表した。北方網が伝えた。

 ◆イノベーションその一 軽応用(ライトアプリ)

 開発者が開発するアプリが増加しているが、ミドル?ロングテールアプリの開発者の生存環境は楽観視できない。

 百度はそこで、「軽応用」というソリューションプランを発表した。ダウンロード不要、検索後の即時利用が可能といった特徴を持ち、モバイル端末ユーザーの需要と開発者を結びつけた。

 ◆イノベーションその二 百度地図のパノラマ地図機能

 百度地図は6.0版をリリースし、初の「パノラマ地図」を発表した。これは室内と室外の画像を隙間なく結びつけ、現実世界からモバイルネットワークへの完全な投影を実現した。パノラマ地図は本物の道路をそのまま示すばかりでなく、店内に入り室内の様子を調べることが可能で、将来的には生活に関連するサービスを直接予約できるようになる。同時に百度パノラマ地図のAPIも企業に開放される。

 ◆イノベーションその三 知心検索

 百度は同大会で、次世代検索エンジンを代表するイノベーション技術「知心検索」を発表した。これはビッグデータの発掘により、億単位の知識バンクのデータの中からさまざまな知識の断片を拾い出し、答案を形成し、高品質検索結果をビッグ検索の中で融合・改善し、知識図により答案をユーザーに直接示す技術だ。またユーザーはスマート交流、質問・回答を可能とする。

 ◆イノベーションその四 百度携帯電話ブラウザ4.0

 モバイルブラウザを使用する上で最も面倒なのはアドレスの入力だ。検索してからウェブサイトを開くまでがやっかいで、欲しい情報を即座に手に入れられず、使用コストがかさんでしまう。

 百度はモバイル開発者のサブフォーラムで、百度携帯電話ブラウザ4.0を発表し、初めて「情報前置き」、「シーン化」の2大フロントエンド体験機能を公開した。これはユーザーの置かれた異なるシーンに基づき、それに応じた内容と機能を提供することで、ユーザーの個性化されたニーズを狙い撃ちすることが可能だ。また百度携帯電話ブラウザ4.0はT5カーネルを搭載し、引き続き高速化を実現した。

 ◆イノベーションその5 音声認識技術、顔認証技術、画像認証技術

 昨年の百度世界大会では、PCS(パーソナルクラウドストレージ:Personal Cloud Storage)、BAE(百度アプリエンジン:Baidu App Engine)、MTC(モバイルテストセンター:Mobile Testing Center)などの「7種の武器」が発表され、開発者に「能力」を授けた。百度は今年、開発者に対してより多くの技術能力を解放した。そのうち最大の注目点は音声認識技術、顔認証技術、画像認証技術の開放だ。

 百度開放クラウドにおいて、音声・画像認証技術は開発者の注目を引く能力だ。百度は中国で唯一、高度学習研究院を解説している企業で、研究を深めた音声・画像認証技術はわずか1年のうちに、国内トップの地位を占めた。そのうち音声認証技術の成功率は94%に達している。

 ◆イノベーションその6 百度クラウドサービス

 1TBの大容量は、30数万枚の1000万画素のデジタル写真、MP3の25万曲、圧縮前のCDの2万4000曲、400時間のDVD品質の動画を保存できる。

 百度世界大会の開催期間、百度プライベートクラウドは期限付きで1TBにグレードアップした。ネットユーザーは1元(約16円)を支払うだけで、1TBの百度クラウドストレージを獲得できる。百度はこれにより、ネットユーザーのオンラインストレージを1TB時代に突入させ、新たな産業の基準を打ち立てた。

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