中国初の第3世代原子炉EPR 1期工事が順調に進展

2013年 9月16日

 社会各界から注目を集めている、台山原発1期工事(中国初の第3世代原子炉「EPR」)の建設が、順調に進められている。台山原発の建設に関するすべての活動は、中国国家核安全局の厳しい監督管理を受けている。このほど広東省台山市赤渓鎮に位置する台山原発1期工事の現場を取材したところ、建設工事に関する各事業が着実に推進され、安全と質が適切にコントロールされており、試験作業がすでに全面的にスタートされていた。人民日報が伝えた。

 原子炉の安全性をさらに高めるため、台山原発は二種類の重大改善措置を実施した。まず二重安全シェルターにより原子炉の冷却システムを保護した。安全シェルターの内側のシェルターの厚さは1.3メートル、外側のシェルターの厚さは1.8メートル。次に原子炉の圧力容器の底部に溶けた炉心を収集する装置を設置した。これは世界の原発産業で最も信頼性の高い安全技術である。

 台山原発1期工事は、中国企業とフランス電力(世界で最多の原子炉を有する)との共同出資により、EPR技術を採用して設備容量175万kWの加圧水型原子炉2基を建設する。これはフィンランドのOL3、フランスのFA3に続く世界で3番目に着工されたEPR建設工事で、稼働後の年間送電量は260億kWhに達する見通しだ。

 台山原発合営有限公司の施工担当者の楊亜璋氏は、「EPR技術はフランスとドイツの成熟した原子炉を基礎に、改良・改善を加えた技術であり、米国・欧州の基準および国際原子力機関の基準を満たし、中国の安全法の要求を満たすことができる」と説明した。

 中国広核集団の台山原発の担当者は、「中国国家核安全局は広東省に華南地区の監督ステーションを、台山原発の現場にも専門的な監督機関を設けており、建設工事とその後の稼働に対してオンラインの継続的な監督を実施する。台山原発の稼働後、その稼動に関するすべての業務において国家の関連規定を厳守し、かつ大亜湾原発の情報公開期限に基づき情報を公開する」と強調した。


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