海洋地質図シリーズは、海洋の科学技術の業務に欠かせない基礎的な図だ。中国地質調査局青島海洋研究所と中国国家海洋局第二海洋研究所が担当する、中国科学技術部（科学技術省）科学技術基礎業務特別プロジェクト「中国海海洋地質図シリーズの編集」が、このほど正式にスタートした。光明日報が伝えた。
同図のスケールは400万分の1で、中国の海域を中国東部海域（渤海、黄海、東中国海）と中国南部海域（南中国海）の二枚に分ける。最新の資料により海底地形図、沈積物類型図、空間重力異常図、海底資源分布図、海底地質構造図など8種類の専門的な図を編集する。中国地質調査局青島海洋研究所の張訓華副所長は、「同図の編集は、極めて重要な基礎的科学技術事業だ。正確で信頼性の高い海洋地質図シリーズは、海洋権益の保護、デジタル海洋の構築、海洋経済の建設、海洋プロジェクトなどに科学的根拠を提供する」と説明した。