2013年10月21日-10月25日
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野生化訓練を受けたパンダ 自然環境で元気に生活

2013年10月31日

 四川省雅安市石棉県で30日、ジャイアントパンダの野生化プロジェクト専門観測員が、標高3000メートル以上の森林で日常的な観測作業を行っていた際に、食料を探している1頭のパンダを発見した。観測員はパンダの野生化プランに基づき、現場の実情と結びつけ捕獲計画を立て、パンダの捕獲に成功した。獣医と専門家の検査と血液検査の結果、このパンダが2012年10月10日に自然に帰されたパンダ「淘淘」(タオタオ)であることが明らかになった。淘淘は健康を確認されてから、再び自然に帰された。検査結果から判断すると、淘淘は自然に帰されてから保護区の野外で一年間生存を続け、かつ健康を維持し、現地の食糧や気候条件に適応していた。淘淘は2010年8月に四川省臥龍に生まれ、面積が2400平方メートル・4万平方メートル・24万平方メートルの育成エリア内で、3段階に渡る野生化の訓練を受けていた。淘淘は2012年10月10日に出生地の臥龍から運び出され、四川省雅安市石棉県の栗子坪自然保護区に放され、パンダの群の形成に関する研究が開始された。

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