2013年11月04日-11月08日
トップ  > 科学技術ニュース>  2013年11月04日-11月08日 >  省エネ・新エネルギー車、中国国際工業博覧会に出展

省エネ・新エネルギー車、中国国際工業博覧会に出展

2013年11月11日

 このほど中国国際工業博覧会(略称は工博会)で開かれた省エネ・新エネルギー車の展示会において、77社の出展企業がハイブリッドカー(HV)・電気自動車(EV)・燃料電池車(FCV)などの新エネルギー車、および駆動システム・充電設備・関連部品・自動車デザインなどの最新の成果を展示した。科技日報が伝えた。
 上海汽車集団は720平方メートルの大型ブースで、「栄威550 PHV」、「栄威e50」を含む一連の省エネ・エコカーを展示した。初参加となったCIIA欧米EV充電規格連盟は、ドイツのメルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンのEVおよび充電設備を展示した。 安亭・上海国際汽車城が展示したスマート電動自転車「オレンジ」は、1秒で折りたためるという特長により、多くの来場者を引きつけた。
 部品・パーツ展示ブースでも、最新技術を搭載した製品が展示された。国電南瑞科技股フェン有限公司が展示した、世界基準の交流充電設備、交流・直流一体化充電設備、EVバッテリーケース、負荷制御システムなどは、中国新エネルギー車充電設備の最新技術の結晶である。
 展示期間に実施された「2013年省エネ・新エネルギー車産業発展ハイエンドフォーラム」において、中国自動車工程学会の張進華秘書長は、国内外のEV産業化発展の進捗と趨勢について分析し、「新エネルギー車は現在全面的に加速しており、HVは産業の高度発展期に、EV・PHVは、産業導入期に入っている」と語った。張秘書長は中国国家発展計画、研究開発モデル、関連政策、試行・評価などの面から、世界の新エネルギー車の発展現状を分析し、中国の新エネルギー車の産業化の状況をまとめ、未来の新エネルギー車発展に関する意見を述べた。張秘書長は、「国際的に見て、新エネルギー車の産業化はすでに覆すことのできない流れとなっている。国内を見ると、新エネルギー車の発展はエネルギー環境問題の全体的な解決、自動車産業の持続的な発展の促進に向けた、必然的な選択肢である」と強調した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます