2013年11月18日-11月22日
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高解像度観測機器、中国が開発に成功

2013年11月26日

 中国国家国防科技工業局が11月22日に明らかにしたところによると、中国高解像度特別プロジェクト・航空システムの初となる観測機器「Xバンド高解像度全極化合成開口レーダー(XSAR)」が、技術検証総括会の審査に合格した。同レーダーの機能・性能は目標を達成し、得られた画像は鮮明で、立体感があった。同レーダーは近日中に使用を開始する予定だ。科技日報が伝えた。
 XSARは中国航空工業集団公司第607研究所が開発したレーダーで、総合的な減災、環境保護、国土資源調査、海域の監察といった需要を満たす。これは中国の航空観測技術の進歩、経済建設、社会の発展などに対して重要な意義を持つ。
 航空観測システムは、高解像度特別プロジェクトの重要な構成部分だ。この大気層航空機による対地観測システムは、航空機(大科学プロジェクトが提供)・対地観測設備・地上データ処理システムの3つの部分によって形成され、可視光やマイクロ波などの各種高解像度データを取得できる。

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