2013年12月09日-12月13日
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北京市亦荘、クラウドコンピューティングの中心地に

2013年12月13日

 12日に開かれた「北京・亦荘クラウド世界大会」で明らかになったところによると、北京市亦荘のクラウドコンピューティング・プロジェクトの投資額はすでに200億元を突破しており、クラウドコンピューティングのソフト・ハード、インフラ、プラットフォーム、応用支援サービスなどを含む「クラウドチェーン」が構築され、同地は全国をリードするクラウドコンピューティング全産業チェーンの拠点となった。この「クラウドチェーン」の生産額は、数年内に爆発的な増加を実現し、かつ全国クラウドコンピューティング産業の高度発展を促す中核的な原動力になるだろう。科技日報が伝えた。
 3年前に亦荘に入居した北京経済技術開発区は、「中国クラウド産業パーク」の明確な発展計画を制定した。2年余りの産業配置とプロジェクト誘致により、北京クラウド基地、百度、KDDI、中国電信、瑞雲、中金数据などを始めとする約100社のクラウドコンピューティング関連企業を集め、ソフト・ハード、インフラ、プラットフォーム、応用支援サービスなどを含むクラウド産業チェーンを構築した。第12次五カ年計画(2011-2015年)最終年に、同産業チェーンの生産額は爆発的に増加する見通しだ。クラウドコンピューティング創造拠点プロジェクトだけでも、50万台のサーバー、1000万台の端末、800カ所のコンテナ型データセンターの年産能力を形成する。計画によると、竣工後の「中国クラウド産業パーク」の1期プロジェクトは、500億元の投資を誘致し、年間の生産額もしくは売上高は2000億元以上に達し、5万人以上の雇用を創出する。
 北京経済技術開発区の関係者は、「開発区は数年内に良好な産業発展環境を形成し、産業チェーンの川上・川下の資源を凝縮し、産業集約・共同発展・相互補完・高効率の産業発展規模効果を発揮する。中国最大のクラウドコンピューティング技術開発センター、中国最大のクラウドコンピューティング運営・付加価値サービスセンター、中国最大のクラウドコンピューティングシステム設備製造拠点、中国最大のクラウドコンピューティングデータプラットフォームになり、北京の次世代の情報技術産業の重要な成長源、全国・全世界の『クラウドの中核』になる」と語った。

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