2013年12月16日-12月20日
トップ  > 科学技術ニュース>  2013年12月16日-12月20日 >  中国科学院・中国工程院、院士追加選考結果が発表

中国科学院・中国工程院、院士追加選考結果が発表

2013年12月20日

 中国科学院中国工程院の2013年院士追加選考の結果が19日に発表された。中国科学院は53人、中国工程院は51人の院士を追加した。人民日報が伝えた。
 中国科学院の53人の新院士は、391人の候補者の中から選出された。平均年齢は54歳で、60歳以下が85%を占めた。最年少者は中国科技大学の謝毅氏(45)で、無機化学を専門としている。新院士のうち、数学・物理学専門は9人、化学専門は9人、バイオ科学・医学専門は9人、地理学専門は10人、情報技術科学専門は7人、技術科学専門は9人となった。今回の追加選考により、中国科学院の院士の在籍者数は750人となった。
 また米国、フランス、デンマーク、イスラエル、ブラジル、インドの外国人科学者9人が今年、中国科学院の外国人院士に選出された。そのうちノーベル賞受賞者が1人含まれる。これにより、中国科学院の外国人院士は72人となった。
 中国工程院の51人の新院士は、560人の候補者の中から選出された。そのうち最年長者は有人潜水艇「蛟竜号」の総設計者、船舶設計・製造の専門家、77歳の徐キ南氏(キ=くさかんむりに己)で、最年少者は48歳となった。平均年齢は56.9歳で、60歳以下が82.4%の42人に達した。51人の新院士のうち、大学からが21人、研究院(所)からが14人、企業からが11人、管理部門からが5人となった。中国工程院院士は、計807人に達した。
 また中国工程院は6人の外国人院士を選出した。そのうち米国人が4人、オーストラリア人が1人、デンマーク人が1人となった。今回の追加選考により、中国工程院の外国人院士が計45人に増加した。
 中国科学院中国工程院の院士追加選考は、2年毎に実施される。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます