2014年01月27日-01月31日
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中国、国際協力共同実験室の建設を開始

2014年01月28日

 中国教育部(教育省)がこのほど配布した「国際協力共同実験室計画」によると、中国は2020年に、世界の科学の最先端と国家の重大な需要を見据え、大学の力により国際協力共同実験室を統合・建設・認定する。この措置は、海外の高水準の大学との協力を強化し、教育・科学研究の協力の場を形成し、高水準基礎研究およびハイテク研究を共同推進し、革新人材の育成の質を高めることを目的とする。人民日報が伝えた。
 革新力と学術的影響力は、共同実験室の審査・認定の中心的な基準となる。高めの出発地点、高い水準、特色と実効性のある認定基準に基づき、量の多さを求めず、認定数を厳しく抑制する。共同実験室の建設と認定は時期と数を定めず、「一つの実験室が成熟してから、次の実験室を認定する」ことになる。国内外の専門家の現場論証を経て、関連する要求が満たされた場合に建設プロジェクトを立案する。
 共同実験室は機構と機構の対等な協力を、建設の前提とする。共同実験室計画の実施は、育成・建設準備、プロジェクト立案・建設、検収・認定の3つのステップに分かれる。
 プロジェクト立案・建設の期間中、中心部門(大学)は共同実験室の目標管理と段階的な評価を強化し、政策指導および経費面・制度面の革新を統一管理する。建設期間を終え検収基準を満たした場合は、中国教育部に検収認定審査を提出できる。中国教育部が世界の同業者による評価を手配し、建設期間の実験室の学科発展、科学研究成果、人材招聘、人材育成、管理などの水準と国際化の程度を重点的に審査する。検収合格後、正式に実験室が運営されることになる。

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