2014年02月03日-02月07日
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陝西省で商の時代の巨大遺跡が発見

2014年02月11日

 陝西省考古研究院が10日に明らかにしたところによると、陝西省の考古学関連部門は陝西省清澗県李家塔鎮辛荘村から東の黄土高原で、主体建築物と2段の回廊による大型建築物の遺跡を発見した。総面積は4200平方メートルに達し、商末期の遺跡としては殷墟を除く最大規模の建築遺跡となった。その独特な構造は、すでに発見されている夏・商・周の遺跡には見られないものだ。人民日報海外版が伝えた。
 専門家は、「これらの遺跡は儀式的な性質を持つ位の高い建築物で、一般的な居住のための建築物とは異なっている。しかしこれとセットになる墓が見つかっておらず、今後は付近にあるはずの居住区を発掘することになる」と語った。同遺跡の発見は、晋陕高原で出土している商末期の多くの青銅器に、合理的な論拠を提供した。また晋陕高原の商末期の青銅文化、商の政治経済の地理的状況に関する研究を進める上で、重要な意義を持つ。

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