2014年03月24日-03月28日
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北京市の特許保有量、1万人当たり40.4件に

2014年03月27日

 このほど開催された2014年北京市知的財産権作業部会において、北京市知識産権局(知財局)は、「昨年の全市1万人当たり発明特許保有量は40.4件に達し、全国平均水準(4.02件)の10倍で全国一となり、米国の2012年の1万人当たり特許保有量の水準を上回った」と発表した。北京日報が伝えた。
 昨年、北京市の企業、大学、科学研究院(所)などを含む革新の主体の知的財産権創造力が大幅に向上し、全市特許出願件数・取得件数の記録更新を促した。そのうち特許出願件数は前年比33.6%増の12万3300件、特許取得件数は24.1%増の6万2600件に達した。最も実質的な価値が高い発明特許の出願件数は28.1%増の6万7500件に達し、特許出願件数全体の54.8%を占めた。発明特許の取得件数も、2万700件に急増した。また全市の有効発明特許件数は8万5400件に達し、全国2位となった。
 北京市の企業による特許出願も活況を呈しており、出願件数が前年比45.6%増の7万9698件に達し、全市平均水準を上回った。大学は10.0%増の1万3028件、科学研究部門は14.1%増の1万2287件、個人は21.4%増の1万7015件、機関・団体は37.3%増の1308件に達した。
 北京市は今年「首都知的財産権戦略の実施の深化に関する行動計画(2014−2020)」を制定・発表し、同時に知的財産権と経済・社会の融合を主線とし、第13次五カ年計画知的財産権業務計画の作成・研究を進める。

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