2014年05月01日-05月02日
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ジュネーブ国際発明展、中国の発明品が金賞を受賞

2014年05月06日

 このほど開かれた第42回ジュネーブ国際発明展において、国網黒竜江省電力有限公司が自主開発した「人員持場状態自動感知集中表示システム」が金賞を受賞した。科技日報が伝えた。
 中国国家知識産権局(知財局)中国特許情報センターの招きに応じ、同社は初めて同発明展に出展した。開催期間中、同システムは現場のデモンストレーションで、多くの来場者の注目を集めた。
 同プロジェクトの担当者は、「同システムは中国国内で6件の特許を出願した。多くの事務環境内において、電話の呼び出しや出勤考査などの需要により、部門内の全人員が持場にいるか否かを集中的に表示する必要がある。しかし現在はこれを実現する製品が存在せず、現場に出向くか電話で問い合わせるしかない。現在主流になっている手動の方式は、人員が持場を離れた時や戻ってきた時にスイッチの切り替えを忘れるなどの理由により、状態が正しく表示されないことが多い。同システムは各方式と特許を組み合わせ、人員の持場の状態を自動的に感知し、これを集中的に表示するシステムにより、従来の人員持場状態表示システムの正確性の問題、人員が持場を離れ戻ってきた時の正確な時間を記録できないという問題を解消した」と説明した。
 ジュネーブ国際発明展は1973年に創設された、スイス連邦政府とジュネーブ市政府が共催する、年に1度の大型国際展示会だ。同発明展は世界で最も歴史ある、規模が最大の発明展で、実用性と市場の結び付きを重視する。

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