ボールを蹴り、ダンスをし、歌をうたい、子供に漢詩を教える――第17回北京国際科学技術産業博覧会(北京科博会)には、さまざまな特技を持つ国内外のロボットが展示され、各年齢層の来場者の注目を集めた。新京報が伝えた。
◆愛らしい家庭教師ロボット
高速で動く丸々とした体のロボット。スタッフが時折駆け足で追いつき、ロボットを抱きかかえて中央に戻していた。
北京紫光優藍ロボット技術有限公司が開発したこの幼児向け家庭教師は「小優」と呼ばれ、歌や踊りができるほか、自ら障害物を回避できる。さらに幼児に歌や数の数え方を教え、単語や漢詩を暗記させることができる。
展示ブースのスタッフは、「コンテンツはすべてロボットに内蔵されている。小優の中には、英語、国学、数学、理科、自然、生活知識など12のカテゴリー、約2000の知識が含まれている」と説明した。
◆サッカーロボット、追いかけて蹴ることも
白くて愛らしい小優とは異なり、「ダーウィン」と呼ばれるロボットはやや「クール」な外見をしている。ダーウィンはロボット競技場のアスリートだ。
ダーウィンは色によりボールの位置を判断し、小型のグラウンドでボールを追いかける。ボールに触れると立ち止まり、それからボールを蹴る。科学研究に使用できるほか、ロボットサッカーにも参加できる。
スタッフは、「このロボットはダンスや試合以外にも、側転、腕立て伏せ、跳ね起きなど人間の動作もできる」と語った。
ダーウィンに似ているロボットには他にも「金剛」があり、そのデザインはトランスフォーマーに酷似している。金剛はダーウィンより小ぶりで、動きも細やかだ。