2014年05月12日-05月16日
トップ  > 科学技術ニュース>  2014年05月12日-05月16日 >  AP1000型原子炉の蒸気発生器、中国が国産化に成功

AP1000型原子炉の蒸気発生器、中国が国産化に成功

2014年05月22日

 秦皇島経済技術開発区哈電集団重型装備有限公司が製造したAP1000型原子炉用の蒸気発生器が5月21日、水圧試験に順調に合格した。中国が同蒸気発生器の国産化を実現したのはこれが初めてであり、中国原発技術の自主開発にとって重要な節目となる。これはまた、中国の第3世代ハイエンド原発技術の研究開発条件が整いつつあることを意味する。同蒸気発生器の高さは22.5メートル、最大直径は5.8メートル、重量は620トンに達する。AP1000型原子炉は第3世代原発技術の重要設備で、蒸気発生器は重要設備の中の重要設備と言える。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます