2014年05月12日-05月16日
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フォードのエンジン冷却装置技術、北京市発明特許特等賞を受賞

2014年05月22日

 北京市第3回発明特許賞授与式がこのほど、北京会議センターで開かれた。フォードの「エンジン冷却装置用サブタンクとエンジン冷却装置」が、今回唯一特等賞を受賞した。科技日報が伝えた。
 フォードの同発明は、高い経済的・社会的価値を持つ。同発明はエンジン冷却装置用サブタンクとエンジン冷却装置の新たな設計案を提供し、既存のサブタンクの技術的欠陥を改善し、冷却装置の性能を約20%高めた。また、エンジン内部の稼働環境の悪化に伴う過熱による使用寿命の短縮、エネルギー消費量の拡大、騒音の増加、排気ガスによる汚染の増加といった問題を解消し、1台当たりの燃費を約5%改善した。同発明が大規模に普及されれば、車のパイプや部品などの数が35%削減されるほか、1台当たりのコストを100元(約1630円)以上削減することができる。フォードは毎年60万台販売しているが、6000万元(約8億1000万円)以上のコストが削減される計算だ。

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