2014年06月16日-06月20日
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無人システム院士・専門家ワークステーション、北京で設立

2014年06月19日

 中国指揮・制御学会、中国自動化学会、中国人工知能学会が共同で推進する「中国無人システム院士・専門家ワークステーション」が16日、中国北方車両研究所に設立された。これはスマート化・情報化とプラットフォームの高度な融合、伝統的なプラットフォームのスマートな移動システムへのモデルチェンジ・アップグレードの推進を目的とする。科技日報が伝えた。
 中国兵器工業集団公司中国北方車両研究所所長の邱暁華氏は、「地上無人プラットフォーム技術は、地上移動プラットフォームのスマート化発展の最高段階であり、技術の進展と飛躍的な発展の加速で数多くの課題に直面している。内部資源の統合のほか、広範かつ深みのある協力・交流、産学研の提携モデル革新、各種資源の活用により、地上無人プラットフォーム技術の発展をよりよく推進する必要がある」と語った。
 同ステーションは無人システム、人工知能、指揮・制御を重点的な研究内容とし、国家一級学会における院士・専門家の人材面のメリットを活用し、学科を跨ぐ院士・専門家チームにより技術問題の解決に取り組む。同ステーションは市場化運営モデルにより、成果の転化と産業化建設を実施する。
 中国兵器工業集団公司副総経理の楊卓氏は、「これは中国院士・専門家ワークステーションの建設モデル・管理モデルの革新、国家一級学会・企業の革新的な協力の大胆な試みだ」と指摘した。中国科学技術諮問サービスセンター長の盛小列氏は、「これは科学研究、実験・開発、普及・応用の3ステップの大胆な試みだ」と評価した。
 同ステーションの設立により、重大プロジェクトの開発、高級人材の育成、提携・交流の深化などにおける、院士・専門家の役割をより良く発揮することができる。また産学研一体化の発展モデルを形成し、より高いレベルの革新の場を構築し、地上無人プラットフォーム技術の自主革新能力の強化を促し、製品の産業化を加速できる。

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