2014年07月14日-07月18日
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「環境1号」C衛星、正式に使用開始

2014年07月16日

 「環境1号」C衛星が軌道上の試験を完了し、中国航天科技集団公司によって中国民政部(省)、中国環境保護部(省)に交付され、正式に使用を開始した。北京商報が伝えた。
 同衛星は中国で初めて合成開口レーダーを搭載した衛星であり、中国が初めて独自に開発・生産した環境観測衛星だ。同衛星は2012年11月19日に打ち上げられた。24時間・全天候の観測能力を持つほか、光学・赤外線・分光・マイクロ波など複数の観測手段を持ち、悪天候の際にも使用可能だ。同衛星は現在までに6万7000枚以上の画像を取得している。中国民政部国家減災センター、中国環境保護部衛星環境応用センターは画像を利用し、雪害・地すべり・土砂崩れなどの災害の評価・モニタリング、典型的な地形の識別、自然保護区のモニタリングなどで、応用の効果を評価し、応用方法を積極的に模索している。

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