2014年07月14日-07月18日
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中国製サーバー、初のトップシェアに

2014年07月16日

 高性能サーバー・ストレージ技術国家重点実験室の研究開発の支援を受け、2014年第1四半期、中国サーバー大手・浪潮集団(Inspur)のサーバー出荷台数が中国市場で最多となり、市場ナンバーワンを獲得した初の大陸部メーカーとなった。IBM、HP、DELLのシェアは前年同期の49%から38%に低下し、浪潮をはじめとする大陸部企業が市場で主導権を握っている。これは中国サーバー産業にかつてなかった状況だ。中国の情報産業がコア技術を把握しておらず、技術的な付加価値が極端に低い産業チェーン川下に置かれるという受動的な局面を大幅に改善した。経済日報が伝えた。
 浪潮集団に設立された同実験室は、中国唯一のサーバー・ストレージ技術の研究に従事する国家重点実験室だ。同実験室は高速・高効率・大量・高実用性といった高性能計算・ストレージの問題解決を主な研究内容とし、システム構造、システム設計、ソフトウェアシステム、テスト・評価の4つの研究部を設置した。

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