2014年08月04日-08月08日
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中国が第4世代北斗チップを開発、測位の誤差2.5メートル内に

2014年08月15日

 中国航天科工情報技術研究院西安航天華迅公司はこのほど、第4世代高性能北斗・GPSチップの開発に成功したと発表した。同チップの測位の誤差は2.5メートル内で、捕捉感度、追跡感度などの性能が世界トップ水準に達した。
北斗第4世代チップおよびその実施・運営はさきほど、「陝西省公安システム警察車両衛星測位管理システム」プロジェクトに選ばれた。同プロジェクトは中国公安システム警察車両管理の初の省級北斗応用プロジェクトだ。同プロジェクトでは、陝西全省の公安機関の、1万台以上の警察車両に北斗測位端末が搭載される。システム構築後、陝西省の警察車両の利用効率が全面的に改善される。
 これまで北斗システムのセンチメートル級測位は、地上のブースター受信ステーションによって実現されており、一部地域にしか提供できなかった。今回のアップグレード版チップは、北斗システムのカバー範囲内であれば誤差2.5メートル内の測位を実現できる。北斗第4世代チップおよびその実施・運営はさきほど、「陝西省公安システム警察車両衛星測位管理システム」プロジェクトに選ばれた。後者は中国公安システム警察車両管理の初の省級北斗応用プロジェクトだ。同プロジェクトでは、陝西全省の公安機関の、1万台以上の警察車両に北斗測位端末が搭載される。システム構築後、陝西省の警察車両の利用効率が全面的に改善される。

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