2014年09月08日-09月12日
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中国宇宙事業、海外との協力と交流を検討

2014年09月11日

 中国有人宇宙プロジェクト弁公室副室長の楊利偉氏は10日、宇宙探索者協会第27回年次総会で、「中国は宇宙飛行士の訓練に関する国際交流を強化し、宇宙での共同作業などの方法を模索しようとしている。また中国の未来の宇宙ステーションは任務の需要に基づき、技術者と科学者を宇宙飛行士の選抜対象にする」と述べた。人民網が伝えた。
 楊氏は、「中国は2回の宇宙飛行士の選抜を終えている。これらの宇宙飛行士は、宇宙実験室・天宮2号の飛行任務、その後の宇宙ステーションの任務に向け準備を進めている。今後の宇宙飛行士選抜作業は、宇宙事業全体の発展および飛行任務に基づき全体計画を立て、これに基づき選抜方法・期間・人数を決定する。この全体計画および動的な調整により、年齢構成と技能構造が合理的な宇宙飛行士チームを形成する」と説明した。
 中国が将来的に、他国の宇宙飛行士の訓練を実施することはあるだろうか?楊氏は、「20年間の研究と実践により、中国は宇宙飛行士選抜・訓練体制を形成しており、関連設備を開発・製造している。中国は宇宙飛行士の訓練、未来の共同作業などの具体的な協力方法を模索し、世界の同業者との交流を強化しようとしている。これは大きな流れであり、世界の宇宙事業発展にとっては必然的でもある」と述べた。

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