中国宇宙科技集団公司第一研究院は珠海航空ショーで、中国初の独自の知的財産権を持つ、業界を跨ぐ仮想試験・検証支援プラットフォーム「VITA」を正式に公開した。人民網が伝えた。
大型の複雑な製品は一般的に、設計・生産・試験・運行の4つの段階を踏まえなければならない。実物を使用した試験はコストが高く、時間がかかり、リスクも大きい。海外の製品は実物の代わりに仮想試験を行ない、高い効果を得ている。これは複雑な製品の試験方法の、未来の発展方向と目されている。VITAは中国初の独自の知的財産権を持つ実物補助試験プラットフォームで、海外の技術封鎖を打破し国内の空白を埋める、国内の試験プラットフォームの革命的存在だ。
同研究院の首席専門家、VITAプロジェクト責任者の趙雯氏は、「仮想ミドルウェアは、VITAの最も重要な技術だ。研究院は同技術の重大な進展を実現し、今後の一連の技術的成果の基礎を固めた」と述べた。