2014年11月17日-11月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2014年11月17日-11月21日 >  深海掘削船、中国が独自に開発

深海掘削船、中国が独自に開発

2014年11月17日

 中国が建造した、独自の知的財産権を持つ初の深海掘削船が11月8日に、「華彬OPUS TIGER1号」と正式に命名された。同技術は、中国のハイエンド深海掘削船の空白を埋めた。 総合商社・華彬集団高級副総裁の劉少華氏は、「これは中国海洋開発業界にとって、画期的な進展だ。同船はコストパフォーマンス、使用効率、燃費、信頼性のいずれも世界先進水準に達しており、南中国海と東中国海の石油・ガス資源の調査・開発に適している」と述べた。同船は華彬集団が投資し、傘下企業の海工集団と中船集団に所属する上海船厰船舶有限公司、および宏華鑚井設備公司によって共同設計・開発・建造され、運営される。中国の造船所はこれまで、掘削船の一部モジュールの建造のみを請け負っていた。今回は上海造船所が、同プロジェクトの計画、設計、船体の建造、重要設備の調達、全船の設備取付・調整に至るすべてを一手に引き受けた。人民日報が伝えた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます