2014年11月24日-11月28日
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世界インターネット大会、次世代の驚くべき暮らしとは?

2014年11月24日

 奇妙奇天烈摩訶不思議。世界インターネット大会はインターネット各界の出席者を集めたが、そのうち多くが業界内のライバルだった。しかし彼らには、毎日未来を思考するという共通点がある。今日の意外な発言は、10年後に現実となるかもしれない。新華社が伝えた。
◆予言その一 すべてがつながり、検索の革命が起きる
・ポータルサイト「捜狐網」の張朝陽会長 「スキャンで物体を識別」
 今後はある物体をスキャンするだけで、それが何であるかを識別できる。クラウドコンピューティングにより多くの情報を獲得し、これを見るだけで未来を知ることができる。
・スマホメーカー「小米科技」の雷軍会長 「未来はディスプレイの世界に」
 テレビは携帯電話のディスプレイに、携帯電話はテレビのリモコンになる。この連結の開始に伴い、未来の携帯電話はオフィスや家庭などで増加するセンサーを結ぶ媒体になる。次々と応用のシーンを発見し、スマート端末をすべての人に普及させる。小米科技は、すべてをつなぐ取り組みを進める。
・テンセントの馬化騰会長兼CEO 電話は今後無料化へ
 電話は今後、無料化される可能性がある。テンセントが現在提供している無料電話というサービスは、長期的に見ると競争力を持たない。未来の通信事業は、主に通信料金に依存するようになる。
テンセントは検索事業を捜狐に、電子商取引事業を京東商城に売却し、「つながり」に回帰した。パソコンの時代において、通信やSNSは人々の生活の一部でしかなかった。しかしモバイルインターネットの時代においては、人と人をつなげると同時に、サービスと設備をつなげられるようになる。
◆予言その二 人類の不老不死が実現?
・孫正義氏 病気や事故の回避が可能に
 予防対策は将来的に非常に先進的になり、交通事故が発生することも、人が病気にかかることもなくなる。人やペットを探し、道を尋ねようとすれば、ロボットが手を貸してくれる。ロボットはさらに事故、災害、自動車事故などの処理を手伝ってくれる。
・張朝陽会長 不老不死が可能に
 未来の世界は、ナノテクなど非常に期待できる。私たちの世代の人は、不老不死を可能にし、今後30年内にすべての疾患を治療できるようになるかもしれない。
◆予言その三 最高の投資先
・ネット通販大手「阿里巴巴(アリババ)」の馬雲会長 中国最大の問題は健康と娯楽
 私は映画、スポーツ、医療に投資している。今日の水、大気、食品安全問題により、10年後に多くの家庭で問題が生じるからだ。今準備を開始すれば、未来の社会問題が巨大なチャンスになるかもしれない。例えば水と大気の質が悪ければ、携帯電話の性能が優れていたからといって何にもならない。文化産業もそうだ。阿里巴巴が恐れているのは、財布の中がぎっしり詰まっているが、頭の中が空っぽなことだ。我々は今後、健康と娯楽の2つの産業を手がけ、人々をより健康に、幸せにしていきたい。
・検索エンジン「百度」の李彦宏会長兼CEO 人工知能に投資
 百度は主に人工知能に投資している。パソコンはいつか、人の脳より賢くなる。例えば、劉芳菲(CCTVのキャスター)の写真を撮影するだけで、ネット上に劉氏の画像 が何枚あるかを検索できたり、馬雲氏の写真を撮影すれば、結婚相手の最良の マッチングを行ってくれる。これは遠い未来のことのように思われるかもしれないが、実際には間もなく実現しようとしている。

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