2014年12月01日-12月05日
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「天地図」、都市管理をよりスマートに

2014年12月03日

 台風が来た場合、どの団地が最も被害を受けやすいだろうか?街頭のどの看板が風で落下しやすいだろうか?消防車や救急車はどの道を通れば最も早く現場にたどり着けるだろうか?「天地図」が開発した管理システムは、上海の都市管理をますます「スマート」にしている。新華社が伝えた。
 「デジタル中国」の重要な構成要素である天地図は、中国国家測絵地理信息局(国家測量地理情報局)が2010年に正式に開設した、地理情報公共サービスサイトだ。4年間の取り組みを経て、天地図が上海に提供するサービスは、すでに市委員会・市政府、土地計画、建設、交通、警察、消防、緊急警備、水利、農業、都市景観、文化、文物などの幅広い領域をカバーしており、上海スマート都市建設において重要な力を発揮している。
 上海市消防局は「天地図・上海」に基づき、スマート消防地理情報システムを開発した。火災通報を受けると、担当者はその地名のアルファベットを入力するだけで、地図上で火災発生地点を正確に特定できる。道路交通網が密集している場合、システムが自動的に高架橋・双方向通行のルートを自動的に検索し、最速で現場に到着できるルートを案内する。同システムが2012年9月に稼働開始してから、上海市消防局の処理効率が4倍に向上した。

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