2014年12月01日-12月05日
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宋代の沈没船「南海一号」、船内の発掘作業が始まる

2014年12月05日

 広東省海陵島に位置する海上シルクロード博物館には、2007年に引き揚げられた南宋の商船「南海一号」が保管されている。水中で800年以上眠っていた同船は今、汚泥の除去を終え、内部の発掘および文化財の収集の段階に入っている。海上シルクロードが残した文化財が、人々の前に姿を現そうとしている。中国国家文物局水中文化遺産保護センターの南海一号考古調査隊が2日に発表した情報によると、同船の保護・発掘プロジェクトが昨年11月に始まってから現在に至るまで、すでに小型の器物・磁器が623点、黄金製の器が107点、漆塗りの器が11点、銅銭が5000枚以上、破損した品物が2100点以上、少量の動植物の残骸が見つかっている。新華網が伝えた。

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