2015年01月19日-01月23日
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建国60周年以降の中国新型兵器を振り返る

2015年01月28日

 2009年の建国60周年記念の大規模な閲兵式から5年余りが経過し、一連の最新兵器・装備が登場している。ここからは、要注目の兵器を見ていこう。新華網が伝えた。
 2014年の対テロ合同軍事演習「平和使命2014」において、新型戦車が初めて合同演習に登場した。軍事アナリストによると、この新型戦車は中国人民解放軍第38集団軍に配備された、中国最先端の99改戦車である可能性が高い。このほどロシアで開催された「戦車バイアスロン」に参加した96A戦車と比べ、99改戦車は動力・火力・情報化能力の面で飛躍を実現した。そのコストは、96Aの約3倍に達する。
 中国中央テレビ(CCTV)の番組「軍旅人生」は、第38集団軍機械化歩兵師団が「平和使命2014」に参加した当時の様子を伝え、解放軍の部隊に配備された最新の04A型歩兵戦闘車の車内の様子を明らかにした。
 2012年11月13日、武装ヘリの武直−10が珠海エアショーに初登場し、中国製武装ヘリの神秘のベールを脱ぎ、国内外で大反響を呼び注目を集めた。同ヘリの設計は海外で流行している武装ヘリの構造を採用し、羽が4枚のシングルローター、縦列複座配置の操縦席を搭載した。操縦席は射撃手が前部座席に、運転手が後部座席に着席し、間が防弾ガラスによって隔てられている。
 殲−15は中国の第1世代多用途艦載戦闘機で、作戦半径が広く、機動性が高く、多くの弾薬を搭載できるという特長がある。同機は異なる作戦・任務に応じて対艦ミサイル、空対空ミサイル、空対地ミサイル、精密誘導ミサイルなど精密射撃兵器を搭載でき、全海域・全空域の攻撃・作戦能力を持つ。その各種性能はロシアのSu-33、米国のF-18など世界の現役主力艦載機に匹敵し、獰猛で力強い空の「トビハゼ」と呼ばれている。

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