2015年02月02日-02月06日
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500メートル球面電波望遠鏡、ケーブルネットの取付が完了

2015年02月06日

 中国科学院国家天文台FASTプロジェクト弁公室が発表した情報によると、中国の500メートル球面電波望遠鏡(FAST)の最後のメインケーブルの取り付けが5日午前11時45分に終了し、ケーブルネットの製造と取付が順調に完了した。人民日報が伝えた。
 FASTケーブルネットは幅が世界最大、精度が最高の網状構造で、世界で初めて変位作業モードを採用したシステムでもある。その技術の難易度については言うまでもなく、ケーブルネットの設計・製造・取り付けの全過程に難関突破が必要な技術が存在した。ケーブルネットの多くの技術的難題が解消されるに伴い、12件の独自の特許が形成された(発明特許は7件)。これらの成果は中国のケーブルネット構造の研究開発・製造能力を高め、国民経済のその他の分野にも応用されることになる。

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