2015年02月09日-02月13日
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月探査プロジェクト第3期、嫦娥5号の検証を開始

2015年02月09日

 国家国防科技工業局は8日、月探査プロジェクト第3期再突入・帰還飛行試験機のサービスモジュールが、月探査機・嫦娥5号の任務に向け軌道上での検証を行い、位相変調試験を完了したことを発表した。同モジュールは嫦娥5号着陸機の月面サンプル収集期間中における、軌道モジュールの飛行制御の過程をシミュレートし、軌道の設計、飛行制御のタイミング、軌道の精度といった関連技術を検証し、月周回軌道でのドッキングに向け良好な条件を整えた。中国新聞社が伝えた。
 位相変調試験は2月6日と7日に計3回実施された。1回目はサービスモジュールの軌道上における運行速度の調整、位相変調軌道の運行を目的とした。2回目は近月点の高度の調整、3回目は軌道の環状化を目的とした。
試験準備期間に、北京航天飛行制御センターと中国航天科技集団第五研究院の試験チームは、サービスモジュールの運行状態を厳密に監視した。また数日間に渡る全段階の追跡と持続的な軌道測定を行い、位相変調・制御の実施案を作成し、最も優れた位相調整・制御案を導き出し、位相調整試験の実施に向け基礎を固めていた。

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