2015年03月09日-03月13日
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両会に登場したハイテク製品あれこれ

2015年03月13日

 米タイム誌の「2014年の発明品ベスト25」にも選ばれた自撮り棒は、全人代代表からも歓迎されている。今年の両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)では、テレビ司会者の崔永元氏が自撮り棒を持って会場を訪れた。スマホ大手・小米科技(シャオミ)の創業者である雷軍氏も自撮り棒を手に人民大会堂に姿を現し、歩きながら撮影を行った。
 会場外では、警備員らが電動立ち乗り二輪車に乗って天安門広場をパトロールし、注目を集めた。この二輪車の最高時速は20キロに達し、搭載されているカメラによって、画面を指揮センターにリアルタイムで伝送できる。
 出席者専用の携帯電話交流アプリも、今年の両会で誕生した。このアプリは赤色を背景とし、「ニュース、議論、通知、動画、提案」の5大機能を持つ。出席者が会場に入るとショートメッセージで連絡が届き、身分証ナンバーと携帯電話番号の二重認証によりインストールできる。
 2014年の両会では、人民網の記者がグーグル・グラスを着用し取材を行った。グーグル・グラスは、音声やまばたきなどにより画像と動画の撮影ができるウェアラブル・デバイス。同社の女性記者は、「画像と動画のリアルタイム投稿に使用している。ただ、現在は社内にグーグル・グラスが1台しかなく、記者が順番に使用しなければならない」と語った。
 グーグル・グラスの一部の機能は中国では使えないため、使用に抵抗があるという記者は、ウェアラブルカメラ「GoPro」を使用してはいかがだろうか。このカメラは小型で携帯可能な、固定型防水・防塵カメラで、サーフィン、スキー、自転車競技、スカイダイビングなど、スリル満点のスポーツチームに活用されている。優れた動画撮影機能を持ち、パソコンやスマートフォンによる調整と伝送が可能だ。

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