2015年04月13日-04月17日
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交通カードの機能を持つスマートデバイス、予約販売台数が10万台突破

2015年04月13日

 健康・運動管理および北京市政交通一卡通(公共交通カード)の機能を融合させたスマートデバイス「刷刷手環」が春節後、衆筹網と京東商城で予約販売を開始した。記者の調べによると、この二つのプラットフォームでの予約販売台数は計10万台を突破した。同デバイスは北京市政交通一卡通有限公司と鳳凰雲科技(北京)有限公司が共同開発したもので、現時点では公共交通機関でのみ使用が可能だが、将来的には一部のスーパー、菓子店、宝くじ売り場、自動販売機などでの決済のほか、残高確認、利用履歴の確認、スマートフォンを使った便利なチャージなどが可能になる。
◆地下鉄の利用が便利に
 ある北京市民は同デバイスを一足早く入手し、地下鉄を利用した。同デバイスの開発業者は北京市政交通一卡通有限公司と提携しており、デバイスの背面にも一卡通の文字が記されている。多くの人は、同デバイスが公共交通カードと同じように便利で安定的な機能を持つかを知りたがっている。上述した市民は、「地下鉄を2回利用し、改札口を計4回出入りしたが、順調だった」と使用感を語っている。
 しかしこの腕時計の形をしたデバイスには、行き届かない点もある。多くの人は腕時計を左手につける習慣があり、このデバイスについても同様だ。しかし北京の地下鉄の自動改札機、多くの路線バスのカードリーダーは右手でかざすよう設計されている。ゆえに同デバイスの利用者は左手を右側に伸ばす必要がある。そのため頻繁に公共交通機関を利用する人は、同デバイスを右手に着用するべきだ。
 同デバイスには健康管理機能も搭載されている。しかしこの管理データはまだ正確とは言えず、実際に体験した一部のネットユーザーから批判されている。

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