2015年04月13日-04月17日
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国内初のゼロカーボンIoEエリアが河北省に

2015年04月13日

 11日に行われた中国新経済戦略円卓会議で、「中国エネルギーのインターネット(Internet of Energy:IoE)の産業化の道、中国ゼロカーボンIoE国家級実験区プロジェクト調印式が行われた。中国初のゼロカーボンIoEエリアが、河北省承徳市囲場満族モンゴル族自治県に入居することになった。新たなビジネス・技術モデルを採用する同エリアの投資額は、同類の新エネプロジェクトを20%下回り、環境効果は50−100%上回る。人民日報が伝えた。
 同プロジェクトの新エネシステムの投資総額は6億元(約116億円)で、建設を予定している各種再生可能エネルギーの総合開発量および設備容量は、100MWの再生可能エネルギー利用システムに相当する。プロジェクト竣工後の年間発電量は2億3000万kWhに達し、石炭使用量を8万3000トン、二酸化炭素排出量を23万トン削減する。これは毎年8万5000株の木を植え、17万台の自動車が排出する二酸化炭素を削減することに相当する。全エリアのゼロカーボン化を実現し、送電網に多くのクリーンな電力を供給することで、北京・天津・河北の環境負荷低減に貢献する。

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