2015年04月13日-04月17日
トップ  > 科学技術ニュース>  2015年04月13日-04月17日 >  中国メーカーZTE、ワイヤレス充電車を開発

中国メーカーZTE、ワイヤレス充電車を開発

2015年04月15日

 深セン市で開かれた第3回中国電子情報博覧会で、総合通信機器メーカーのZTEがワイヤレス充電車を発表した。
 担当者によると、同社は2年内に35億元(約675億5000万円)を投じてワイヤレス充電技術の開発を進め、停車中の充電が難しい、バッテリーが重いといった、電気自動車が抱える問題の解消を目指す。同社はすでに、バス製造大手の宇通客車と業務提携を結んでいる。
 ZTEのワイヤレス充電技術を採用した通勤バスは、60−70kWhの電力量で約200キロを走行できる。充電エリアでは、1時間の充電で満タン(60−70kWh)にすることができる。この車両は電動技術を採用しており、汚染を削減し、クリーンで省エネ性が高い。このワイヤレス充電技術のエネルギー損失は、既存の有線充電技術に匹敵し、エネルギー効率が90%以上に達している。改築後のバス停では、センサを使うことでワイヤレス充電が可能になる。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます