2015年04月13日-04月17日
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武装警察広西南寧支隊、「早期警戒クラウド」運用へ

2015年04月16日

 武装警察広西南寧支隊による早期警戒プラットフォーム「早期警戒クラウド」がこのほど、運営テストを順調にパスした。同プラットフォームの運用が開始されれば、武装警察の勤務効率は高まり、勤務管理のネットワーク化と科学化も進み、武装警察兵士による直接監視と遠隔操作による監視を結びつけ、兵士と警戒目標の安全性を大きく高めることになる。科技日報が伝えた。
 同支隊は近年、92式拳銃によるコーナーショットシステムや赤外線照準器、高精度・高倍率狙撃銃、赤外線サーモグラフィーなど、一連の先端武器装備を次々と配備してきた。これらの先端設備がスマート化を実現し、実際の業務により大きな役割を果たすことができるよう、同支隊は、武器設備のメーカーや軍事学校などとの協力開発を積極的に進め、内部の政治思想指導ネットや警務追跡ネットの拡充をはかり、従来の監視用のソフトウェアやハードウェアをグレードアップさせ、遠隔操作の可能な端末を警備ポストに配備し、「有効なコントロールシステム」「照明システムの整備」「高感度の警報システム」「滞りのない指揮通信システム」を基準として、効率的な早期警戒用プラットフォーム「早期警戒クラウド」を構築した。
 同プラットフォームはまだ初期段階だが、市街地の地形がひと目でわかる3Dモデルが取り入れられ、目標地域の情報と周辺環境の状況の指揮官による全面的な把握が可能となっている。
 同支隊の作戦室はさらに、地方の政務ネットや公安部門の道路監視ネットにも接続しており、群衆の状況や交通情報、気候、水文データがリアルタイムでわかり、指揮官は正確な状況に基づく意思決定が可能となる。さらに中核地域の偵察情報の全面的なフィードバックや正確で間違いのない行動、指揮システムが一体化し、融合・連動する新モデルも確立され、各種の突発事件の対処に重要な役割を果たすことが期待されている。

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