2015年05月04日-05月08日
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第18回北京科博会、注目は「インターネットプラス」

2015年05月13日

 第18回中国北京国際科技産業博覧会(略称は科博会)が、5月13−17日にかけて北京で開かれる。「科学技術の革新をリードし、産業の発展を促す」をテーマとし、11のブースが設置される。
 インターネットはすでに「インターネット万能時代」のドアを叩き、多くの伝統的な業界と融合し、産業及び市場の尽きることなき奇跡を創造しようとしている。今年の科博会には、どのような「インターネットプラス(互聯網+)」製品が展示されるのだろうか?
 まずは電子商取引企業が先陣を切る。アリババ・グループ(阿里巴巴)は「インターネットプラス:ITからDTへ」をテーマとし、「農村淘宝」(同社が農村部で展開するサービス)、「螞蟻金服」(同社傘下の金融サービス会社)、「阿里師生」(同社の教育アプリ)などの事業を展示する。テンセントは「微信(WeChat)スマート生活館」をテーマとし、微信の決済や公共プラットフォームなどの機能を通じて、シティライフの各分野における「インターネットプラス」のスマートな活用法を全面的に展示する。
 「インターネットプラス娯楽産業」は、新たな娯楽産業チェーンを開拓する。飛歌集団は携帯型スマートミニ映画制作装置を展示し、スマートミニ映画を一般家庭に届ける。
 「インターネットプラス農業」は、生態型農村を生んだ。科博会ではスマート温室、施設内栽培、スマート灌漑、水耕栽培、災害観測、土壌修復などの技術の、農業スマート化や有機農業などでの活用方法が展示される。
 「インターネットプラス医療」は、クラウド健康管理サービス、第三者映像センター・病理センター、遠隔デジタル映像・病理診断サービス、国際セカンドオピニオンサービス、家庭用遠隔操作健康サービスシステム、携帯型検査装置などを生み、健康サービスのあり方を変えた。
 「インターネットプラス自動車」は、自動車診断、自動運転、自動車をリアルタイムで検査する車載ネットワークスマート端末などの新技術・新製品を生んだ。
 科学教育産業にも、「インターネットプラス」が不可欠だ。科学教育産業科技応用展示ブースのバーチャルリアリティデジタル科技館システムは、そのリアルさ、スムーズな交流、優れた体験、機能の豊富さなどが国内トップ水準に達している。

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