中国科学院昆明動物研究所認知障害病理実験室の何静氏などの研究者は、新たな生物臭気測定器を開発した。訓練に合格した5匹のマウスに、指定した臭いを同時に検知させると、正解率は98%に、報告にかかる平均時間は6秒ほどになった。同システムは国内外の生物臭気測定方法よりも自動化水準が高く、訓練期間が短く、成功率が高い。動物の数が適切であれば、報告の信頼性が保証され、実用性を高めることができる。科技日報が伝えた。
人類社会のさまざまな場面には、臭気測定の需要が存在し、特にテロ対策や麻薬の問題は日増しに深刻化している。げっ歯類動物は生物臭気測定システムの研究開発で、独特の強みを持つ。この測定器のアルゴリズムはリアルタイムかつ効果的で、複数のマウスの反応に関するデータをリアルタイムで記録する。また更新された個別のデータの統計をリアルタイムで取ることで、マウスの行為・反応の正確性を判断し、奨励水準を合理的に調整し、各マウスの検知行為を最大限に奨励する。この研究成果は国家発明特許を2件、コンピュータソフトウェア著作権を1件取得した。