人民網は、6月24日に北京で発表した「中国モバイルネットワーク発展報告書(2015)」の中で、中国のモバイルネットワークの生態系が形成されつつあり、「モバイルネットワーク+」には大きな想像の余地が存在すると指摘した。同報告書の発表は4年連続となる。
◆モバイルネットワークの生態系が形成中
中国のモバイルネットワーク利用者数は2014年、中低速の安定成長の時代に入ったが、世界最大の4Gネットワークが構築された(基地局数は80万以上)。レノボ、ファーウェイ、小米科技などの国産スマホの出荷台数は、2014年第4四半期に世界の17%のシェアを占めた。モバイルアプリの産業チェーンが初歩的に形成され、インスタントメッセンジャー、モバイル決済、電子商取引、動画、広告、読書、医療などのニッチ市場で急速な発展が見られた。
◆モバイルネットワークがスマート化を促進
モバイルネットワークはスマートチェーンを切り開き、人々がスマートデバイスを広く使用するための門を開いた。携帯電話、リストバンド、メガネ、腕時計の他に、今後さらに多くのスマートなウェアラブルデバイスが登場する。他にもスマートハウス、スマートカー、スマート環境などがある。最も期待されているのはスマート都市で、これにはスマート団地、スマート産業パーク、スマート医療、スマート教育、スマート交通が含まれる。