2015年07月20日-07月24日
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北京の変電所、スマートロボットが点検作業員に

2015年07月21日

 国家電網北京市電力公司が17日に発表した情報によると、同社は今夏よりスマート点検ロボットを導入する。全市の25ヶ所の220kV以上の変電所でこのロボットが使用され、送電網の安全が保障される。京華時報が伝えた。
 スマートロボットは自ら点検に出かけ、温度測定、位置測定、撮影を完了後、自ら小屋に戻る。知春里220kV変電所内では、高さ1メートル未満のスマートロボットが、雨のなか点検を行っていた。スマートロボットは特別に敷設されたコンクリートの道を前進した。二つの「目」はセンサーで、撮影のほか温度測定、位置測定が可能だ。監視室内のパソコンの画面には、スマートロボットの作業中の視界と点検結果がリアルタイムで表示される。
 同社の関係者は、「今日のような雷雨の日ならば、数人の点検作業員が必要だが、変電所での点検は危険だ。しかし今や、1台のスマートロボットで出来るようになった。すでに北京市の6ヶ所の変電所でロボットが使われており、今夏さらに11台追加される。全市の25ヶ所の220kV以上の屋外変電所で、スマートロボットによる点検が実現する」と話した。

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