2015年07月27日-07月31日
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長征5号ロケット、動力システムの試運転に成功

2015年07月28日

 国家国防科技工業局が発表した情報によると、中国が開発中の長征5号ロケットが7月24日午後3時8分に北京市で、動力システム「芯二級」の初の試運転に成功した。今回の試運転は、中国で期間が最長の動力システム試運転だ。これは長征5号が発射場での合同練習の段階に入るための重要な前提条件であり、期限通りの初飛行の成功に対して重要な意義を持つ。人民日報が伝えた。
 今回の試験に用いられた「芯二級」の直径は5メートル、全長は約11メートルで、無毒・無汚染の液体酸素と液体水素をロケットエンジンの推進剤とする。同システムは点火後、実際の飛行順序に基づき2回の起動に成功し、モジュール設計案の正確性、作業の協調性を証明した。
 長征5号は中国の新型・次世代ロケットであり、中国で輸送能力が最大のロケットとなる。同ロケットは月探査プロジェクト第3期、有人宇宙ステーションなどの国家重大科学技術特別プロジェクトの打ち上げ任務を担う。長征5号は2016年に初の飛行試験を実施する予定で、現在はプロジェクト開発の重要な最終段階に入っている。

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