2015年08月03日-08月07日
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直接金属焼結3Dプリント技術、中国の研究所が開発に成功

2015年08月04日

 西安ハイテクパークの中国船舶重工集団公司第705研究所が2日発表した情報によると、同研究所は1年間の開発を経て、3Dプリント技術の画期的な進展を実現し、直接金属焼結RP(ラピッド・プロトタイピング)技術を用いた3Dプリント技術を実現した世界で4番目の企業となった。新華社が伝えた。
 同技術は3Dプリント技術の頂点に位置する。同技術はレーザーによって金属粉末を溶かして積層させるため、部品の密着度が99%以上に達する。高精度かつ成形の制限が少ないという特長により、ハイエンド精密部品加工などの分野に広く使われている。
 同技術はドイツや米国など、少数の3Dプリンタ大国に独占されていた。同研究所昆明支部は2014年8月、同技術の研究と製品開発に特化した製造事業部「U3」を設立した。同研究所の技術チームはこの重要技術を採用し、サージカル・ステンレス、チタン合金などの金属粉末を使った部品の焼結試験を完了している。

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