2015年08月17日-08月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2015年08月17日-08月21日 >  中国最北の高速鉄道が開通、時速は250キロに

中国最北の高速鉄道が開通、時速は250キロに

2015年08月19日

 中国最北端かつ緯度が最高の寒冷地仕様高速鉄道線「哈斉(ハルビン〜チチハル)高速鉄道」が、17日に開通した。中国新聞網が伝えた。
 同線は国家「第12次五カ年計画」の重点プロジェクトであり、黒竜江省初の省内都市間高速鉄道だ。この鉄道線の総延長は281キロ、設計上の速度は時速250キロで、年間約800万人の乗客を輸送する。
 中国鉄建二十二局集団哈斉プロジェクト担当者の張国華氏によると、松花江特大橋の建設の過程において、建設者は鉄製の桟橋や囲い堰の設計・建設、複雑な地質条件下の基礎を固める作業、寒冷地のコンクリート杭の冬季施工、大面積のコンクリートの施工および品質保証という4つの難題を解消した。寒冷地仕様高速鉄道の施工における、多くの世界クラスの難題を解消したことで、中国は寒冷地の鉄道施工技術の貴重な経験を蓄積した。また中国製高速鉄道の海外進出に向け、新たな技術の切り札を手に入れた。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます