2015年08月17日-08月21日
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手のひら静脈認証や虹彩認証、銀行のハイテク技術に注目

2015年08月19日

 交通銀行成都錦江支店では先週火曜日、ロボット行員「嬌嬌」が華麗なるデビューを果たした。記者の調べによると、成都市の各銀行の支店ではこのほか、手のひら静脈認証による預金引き出し、3Dディスプレイおよび体感型インタラクティブ技術による銀行の最新業務の問い合わせ、虹彩認証による顧客の目の動きの追跡といった一連のハイテク技術が登場している。成都商報が伝えた。
◆攀枝花市商業銀行:手のひら静脈認証で口座管理
 成都市の攀枝花市商業銀行支店は、最新の「手のひら静脈認証」による口座管理を導入した。この技術は分かりやすく言えば、手のひらの「血管」を撮影し、この画像を特殊な特徴コードに転換するという技術だ。
 「手のひら静脈認証業務」の契約をした利用客は、ATMで「手のひら静脈」を選び、携帯電話の番号を入力し、手のひらの静脈をスキャンする。認証後、機械に操作画面が表示され、利用客は預け入れ、引き出し、振替、残高照会などを選択できる。手のひら静脈センサーは生命活動を感知する能力を持つ。体内の特徴は偽造が困難なため、利用客の資金の安全性が保証される。
◆中国銀行:虹彩認証で目の動きを追跡
 銀行の貴金属商品を展示するカウンターでは、ホログラフィックディスプレイ・3Dディスプレイ技術を駆使した展示が行われており、顧客は指を使い興味のある商品のラベルをタップする。すると貴金属の立体画像が、360度回転しながら表示される。体感式インタラクティブディスプレイの前で、利用客は職員の紹介によりゲームを楽しむことができ、一定の得点を記録するとささやかな景品を獲得できる。
 中国銀行成都航空路支店はスマート銀行旗艦店だ。関係者によると、この体感的な相互交流によって、利用客の参加の積極性を高め、事業を分かりやすく宣伝できる。中国銀行は虹彩認証技術を使い、利用客の目の動きに関するデータを追跡することで、より正確な体験を実現するため積極的に準備を進めている。

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