2015年08月24日-08月28日
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北斗測位システム、軍事パレードで活用

2015年08月26日

 中国が独自開発した北斗衛星は、世界で3番目に成熟した衛星測位システムと称されている。今年の軍事パレードの車両にも同システムが搭載されており、訓練時にルートの走行を終えると、評価結果が自動的に表示される。同システムが軍事パレードで使用されるのは、今回が初めてだ。京華時報が伝えた。
 訓練期間が短いため、軍事パレード連合指揮部は合理的に訓練を行うため多くの科学技術を活用、中国が独自開発した北斗高精度測位技術を導入した。訓練の審査・評価システムを開発し、北斗自動時報システムを導入し、デジタル地形模型および軍事パレードシミュレーションシステムを作成した。これらの技術により訓練の質と効果が飛躍的に高まり、空中部隊はメートル毎秒の誤差もなくなった。
 走行中に安定的な距離を維持できるようにするため、各車両にはレーザー距離計が搭載された。操縦士は操縦室内に取り付けられたディスプレイを見ることで、車両の位置や隣の車両との間隔を把握できる。

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