2015年08月24日-08月28日
トップ  > 科学技術ニュース>  2015年08月24日-08月28日 >  中国の北斗衛星測位システム、センチメートル級の精度を実現

中国の北斗衛星測位システム、センチメートル級の精度を実現

2015年08月28日

 上海市科学技術委員会が発表した情報によると、中国ハイテク企業・上海華測導航技術股フェン有限公司が独自開発した、高精度軍民両用北斗衛星測位システムプリント配線板が、上海西虹橋中国北斗産業革新拠点の専門家の審査に合格した。これは中国高精度衛星測位技術の新たな突破を意味する。新華網が伝えた。
 高精度衛星測位システムプリント配線板は、衛星測位システム端末産業のうち最も高い技術力が詰め込まれたモジュールだ。衛星の信号を受信・処理し、高精度のリアルタイム測位を実現できる。
 同社の朴東国総経理は、「一般的なカーナビや携帯アプリの誤差は10メートル以上だが、このプリント配線板のリアルタイム測位の誤差はセンチメートル級に達する。通常測量、建設プロジェクト、災害予測、スマート都市、精密農法などの国家・国民生活の分野に活用できるほか、軍機やミサイルなどの高精度測位を必要とする国防にも活用できる」と話した。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます