2015年11月09日-11月13日
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国産の原発用放射線防護塗料、産業化を実現

2015年11月10日

 中国海洋石油総公司が発表した最新の情報によると、同社傘下の海油発展常州塗料研究院のプロジェクト「年産1万5000トン級環境保護型核防護材の研究開発と産業化」の契約が、正式に江蘇省で締結された。科技日報が伝えた。
 同研究院の霍健総経理によると、原発用塗料は私たちが日ごろ使う日焼け止めクリームのようなものだ。ただし遮断するのは紫外線ではなく、高強度の放射線で、原発施設に不可欠な保護層となる。
 同研究院が独自に設計・開発した高効率水性乳化剤・固化剤は、エポキシ樹脂を効果的に乳化し、コーティング性能を高めることができる。また新型放射線防護材の再配合・設計により、環境保護性をさらに高めた。最終的に形成された水性放射線防護塗料は最高等級の核性能試験に合格し、海外の同類製品の水準に達した。同研究院は最新の原発で使用できる一連の核防護塗料を開発している。その各種性能は国家の権威ある部門の検査に合格しており、原発の60年間の使用寿命にわたる、炉内における大量の放射線の照射に耐えうる。

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